歯ブラシの持ち方は鉛筆を持つように
歯ブラシの持ち方は基本的に鉛筆を持つように持ちます。これが一番力が入らず、ブラシのコシで歯垢が効率良く取れますし、歯ぐきにとっても優しくみがけるのです。力が入ってしまうと磨いた気分にはなりますが、歯垢を取り残すことが多いのです。
1~2歯ずつみがく感じで小刻み(1~2ミリ幅)にハブラシを動かします。
小刻みに動かすことで歯と歯の間や歯と歯ぐきの間の汚れをしっかり落とすことができます。
一番大切なのは、「寝る前に歯を磨く」ことです。唾液には細菌の増殖を抑え、歯を守る作用がありますが、寝ている間は唾液の出る量がガクッと減ってしまいます。そのため、寝ている間に細菌は増殖し、虫歯や歯周病が進行してしまいます。
それを防ぐためには、寝る前にしっかりと歯垢を除去し、細菌の数を減らしておくことが非常に重要です。
ブラシの大きさは歯の2本分が目安です。大きいものは口の中で動かしにくく、届かない場所が多くなるからです。
歯垢をとるには、硬めのものが効率がよいのですが、歯に炎症が起きているときは柔らかめのものにし、治り具合によって徐々に硬いものに替えていきます。特にお口の中に問題のない方は普通の硬さがよいです。
歯ブラシにも細菌は繁殖します。
使用頻度に関わらず、1ヶ月で交換するのをおすすめします。また、毛先が開いていなくても1ヶ月も経つと弾力は低下し、歯垢を取り除く効果が著しく低下していきます。1ヶ月以内で歯ブラシが開いてしまう場合は力が強すぎるので、軽い力でみがくようにしましょう。